モンキー・ゴリラ整備日誌

「五十にして天命を知る」
モンキー・ゴリラを弄って楽しんでいます
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    CD90 1次減速比変更(1)  ■モンキー / CD90エンジン編
    2013年06月01日 09:27 (SAT)


    エンジンの排気量を上げ、パワーが出るようになるとギア比の変更が必要になるのは当然です。

    で、各車両の1次減速比を調べました ↓ 

       モンキー  (16/69T 4.313)
       CD90    (17/69T 4.058)
       6VDAX70 (18/67T 3.722)


    なぜだかCD90は6VDAX70よりもローギアです。
    モンキーよりはハイだけど。

    私のモンキー&ゴリラはフロントスプロケットをノーマルの13Tから16Tまでアップさせているんですが、
    それでも1速ギアを使う範囲が極端に狭いんですよね。
    発進したら直ぐに2速に入れなければならず、非常に不便です。

    モンキーはDAX70系と同じ1次側クラッチなのでそれを流用できるし、現に私のモンキー&ゴリラもDAX純正ではありませんが、1次減速比を18/67Tに変装してあります。

    でもCD90に使える2次側クラッチのハイギアを使っている車両はほとんどありません。タイカブC100EXも4.058だし。

    でも世の中には、詳しいというか何と言うか、何でも知っている人がいるようで、
    インドネシアで生産されていたWIN100という二次側マニュアルクラッチ車の一次減速比が18T/67Tの3.722で、
    その後にインドでも数機種が生産されたそうです。

    で、その品番がこれ ↓ 

       22110-GF6-010 アウターCOMPクラッチ(67T)
       23121-GF6-000 ギアープライマリードライブ(18T)


    本田に注文したらちゃんと届きました。(在庫残り9個と4個でした)

      

      

    クラッチを変える為にクラッチカバーを開くならば、少し滑り気味だったのでクラッチディスク&スプリングも交換しようと思い、値段をチェックしたのですが、「ディスク4枚・スプリング4個」の値段って結構高価なんですね。(>_<)

    シフトアップのアウター&センターがセットになった5枚強化クラッチとほぼ同じ値段です。
    そのセットはクラッチカバーガスケットまで付いているし。

    なので、そのまま純正に交換するよりもいろいろ試した方が面白そうなのでシフトアップの「強化(5枚)クラッチコンプリートキット」を購入してみました。
     ↓

      

      

    ガスケットは他の製品と共通なのか、モンキーのマニュアルクラッチのアウターカバー用のガスケットまで付属しています。
    (使用しませんと注意書きのシールが貼ってありますが)

      


    つづく


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    CD90 1次減速比変更(2)  ■モンキー / CD90エンジン編
    2013年06月02日 16:09 (SUN)


    クラッチ変更だけならばフレームからエンジンを下ろさなくても作業は出来るのでしょうが、
    どんなにオイルを完璧に抜いたとしても漏れるのは必定なので、
    いつものようにエンジンを下ろします。

      
      
    クラッチアウター比較 ↓
      左が純正 右がハイギア

      

      

    これだけの直径があって歯数が69Tと67Tですから見分けがつきませんね。
    面倒なので数えるのもしませんでした(汗)

    ドライブギア比較 ↓
      左が純正 右がハイギア

      

    これは見た目にも違いが判ります。
    歯数もちゃんと18枚ありました。

    いよいよクラッチ本体 ↓

      

      

    クラッチプレートが4枚から5枚なので厚みが違うのかと思ったら全体の厚みは一緒です。
    1枚1枚の厚さが違うようです。
    ということは、耐久性に問題があるのかな?

      

    スプリングはだいぶ違います。

    シフトアップこ5枚強化クラッチは強化と銘打っているので長いスプリングなのは当然ですが、
    純正もだいぶヘタってきているので並べて比べると親子ほどの身長差があります。

      

    つづく
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    CD90 1次減速比変更(3)  ■モンキー / CD90エンジン編
    2013年06月02日(2) 16:18 (SUN)


    今まで付いていた純正のスプリングを計ってみました。
    ホンダのサービスマニュアルでは標準27.3mm、25.3mm以下で交換と書いてありますが、25.9mmになっていました。
    滑り気味だったのはスプリングのせいかもしれませんね。

    写真はピンボケです (>_<) ↓

       

    クラッチプレートはそれほど減ってないんですがね。 ↓ 

      

    スプリングは常に圧縮状態にあるのに比べ、プレートは走らないと磨り減らないからでしょうか。
    つまり、古くてもそれほど距離は走ってないのかも。



    予報では雨模様だったのですが、降りそうな気配も見えなかったので急遽作業を完成させ、早速試運転。
    慣らし運転なので急発進は避けましたが、なかなかいい感じです。

    ただ、モンキーの時のような劇的な変化はありません。

    1次減速比変更(1)で書いたように数字的にはCD90の変速比は中間ですからね。

     ↓ 完成後の写真ですが、当然の事ながら外見上の変化はありません。

      

    ただ、慌てて作業したせいかフロントフェンダーを付け忘れています。
    乗っているときには気づかずに、家に帰ってから部屋にフェンダーがある事でようやく気づきました。(汗)

    乗っているとライトの陰になって見えませんからね。といい訳しておきます(笑)
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    100EXデコンプカム  ■ゴリラ / 12vEへ&メンテ編
    2013年06月16日 17:31 (SUN)


    モンキーに載せているCD90エンジンにはmaniacデコンプカムを付けています。

    最初はデコンプの効果が判らずにいたにもかかわらず、慣れてくるとキックの軽さがいかにもエンジンに優しそうで良い感じです。

    なので、ゴリラにも付けてあげよう、って事で、

     ↓ こんなものを購入。
     100EXデコンプカム、ロッカーアーム、ストッパー


      
      

      

      

    これまでに付いていたカムと比較 ↓ 

      

    xtremeのヘッド&シリンダーセットは88cc、100EXは97cc

    純正とはいえ100EXの方が排気量が大きいのでカムもそれなりかと思ったのですが、

    目視だけではリフトの大きさも似たようなものです。

    でもまあキックも軽くなるだろうし、エンジンに優しくなるカムならば同じ性能でも変えた価値はあるでしょう。

    で、早速取り付けて試走。

    あれ? カチカチと耳障りな音が。
    タペットは調整した筈なんだけど……
    ストッパーの音なのかな?

    念の為にタペットキャップを外してみると、ロッカーアームが手で触っただけでグラグラします。

    もう一度調整し直して試走。

    意外にも、排気量は105ccで変わらないのに、88ccから97ccに進化したような変化です♪
    最高速も上がったような気がするし、急坂でもトルクフルな登りようです。

    カムの山の大きさではなく、微妙なカーブに秘密があるんでしょうね。

    まだもう少しカチカチ音がするのですが、これはストッパー音かな?



    8月8日

    カチカチ音がうるさいのでデコンプカムを外して元に戻してしまいました。
    気のせいか(たぶんそうだと思うけど)トルクも加速も一緒のような気がするし(汗)



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