モンキー・ゴリラ整備日誌

「五十にして天命を知る」
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    2018年05月12日 15:58 (SAT)


    久々のバイクネタです。

    前回のバイク関係の書込みが2016年3月だったので2年2か月ぶりとなります。

    その間、ほとんど作業らしいことは何もしないで、遠乗りもせず、時々ゴリラを引っ張り出しては近所のパトロールをするという感じでした。

    モンキーはと言うと部屋の中にずっと置きっぱなしで、最後に乗ったのは何時だったか思いだせないありさまです。
    ちなみに、前回2年前の記事のメーター表示が5541km。 今回が5618kmなので2年間の走行距離が77kmしかなかったことが判ります。

      

    それから、全く記憶にないんですが、2年前の写真を見るとPB16が付いています。
    しかし、今回引っ張り出したモンキーにはPC20が付いていました。
    いついじったんだろう? 
    なにかしら作業した時は備忘録としてブログに書き込むはずなんだけどな。


    さて、今日の本題です。
    久々にモンキーを引っ張り出してガソリンコックをONに。
    すると、なんという事かガソリンがあちこちからダダ漏れするじゃありませんか。
    ドレーンスクリューを閉め忘れてガソリンコックをONにして、ドレーンから漏らしたことは有りますが、あちこちからあふれ出る現象は初めてで、少し大げさですが若干パニック状態に陥りました(苦笑)

    キャブのフロートチャンバーを外してみると、中が変色しています。
    茶色いのはガソリンのピンク色が乾燥して茶色くなった何かがこびり付いたものと想像できますが、緑色は何だろう?
    しかも綺麗に左右に分かれています。

      

    フロートにも緑色が付いているという事は、フロートの銅が腐食したいわゆる緑青というやつでしょうか。
    それにしてもフロートも固まっているわけでもなく、指で触るとちゃんと動くという事は原因はフロート以外なのか?
    ガソリンがキャブからあふれ出るという事はフロートが原因かと思っていたのにちょっとあてが外れました。

    それにしても緑青の吹いたフロートは使いたくないので、別のなんちゃってPC20のプラスチックのフロートと交換。

      

    再装着してコックON。
    今度は洩れません。(やっぱ原因はフロートか)
    でも、アイドリングは正常だけどアクセルを回しても吹け上がりません。
    それどころか失火してエンジンが止まってしまいます。

    こういうことはモンキーをいじり始めた初めの頃はよくあった事なので冷静になって考えれば判ることなんですよね。
    (今、この記事を書いている時は、な~んだと思って書いていますが、やはり落ち着くことが肝心です)

    プラグの所為かなと思って新品に変えたり、数日前に正常に始動したゴリラのPC20を付けてみたり。
    当然のことですがゴリラのキャブでは正常に動きました。という事は原因はプラグとかエンジン側ではなく、キャブという事になります。

    再度キャブをばらしてメインジェットの点検。
    アイドリングは正常なのでスロージェットは無視。

      

    なんか気のせいか穴の中にゴミがあるような……
    (老眼なので良く見えません。汗汗)
    針金を通して掃除して再再度テスト。

    ようやく正常に動くようになりました。
    近所を一回りしてみましたが加速も以前と変わりなくスムーズです。

    それにしても1年(たぶん)乗らなかっただけでキャブのオーバーホールが必要になるなんて想像もしていなかったですね。
    ガソリンコックOFFで放置するとキャブ内のガソリンってどのくらいで全て気化するんでしょうね。
    チョットググってみたら3週間もあれば気化するなんて書き込みもあるけど、ホントかな……

    まあ、これからは最低でも1か月に1度位は室内保管のモンキーにも乗るようにしてあげよう、と思った次第です。(果たして実行できるかな? なにしろ長い廊下を通って外に出すだけでも一苦労なので)

    最後に、今回のPC20ですが、ドレーンスクリューを開けると下側のチューブからガソリンを抜けるタイプです。↓上
    同じなんちゃってPC20でも↓下はスクリューを抜き取ってその穴からガソリンを抜くタイプです。
      
      
      

    手抜きなのか何なのか判りませんが、キャブ調整とかで何度も取り外したりするときは絶対に左側のタイプが使いやすいです。
    CD90純正、キ〇コ、タ〇ガワ、激安中華、等々全てを見たわけじゃありませんが決定的に違うのはその部分です。
    外観写真だけでは判断できずに、開けてびっくり玉手箱というのが面白いですね。

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