モンキー・ゴリラ整備日誌

「五十にして天命を知る」
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Lシリンダーヘッドカバー破損(2)  ■モンキー / 12vEへ&改造・メンテ編
2012年06月24日 17:02 (SUN)


エンジンを全部ばらして、ケース、クランク、ミッションとパーツを一個一個クリーナーで綺麗にして再組立。

順調、順調と言いながら埃が入らないように慎重に作業を進めていた時です。
シフトドラムストッパーを止めるボルトを締め付けていたらバキッと嫌な音が。

な、な、なんと。ボルトが根元から折れているではありませんか。
しかも、ボルトがケース本体にしっかり入り込んでいます。
 ↓

  
 

ちゃんとトルクレンチで締めていたんですよ。
どうして折れたんだろう???
このボルトはスプリングを押さえ込むように止めるのですが、スプリングとの掛かり具合が悪く、ちゃんとはまっていないうちに締めすぎたのかと……
(あくまでも想像ですが)

下手をするとケースが死ぬぞと思いながら暫し作業を中断。
裏から見た画像 ↓

  

幸いにこのボルト穴は裏に貫通しています。
折れたボルトを回す事が出来れば裏から抜けるかな? と思いながら2ミリのドリルで慎重にグリグリ。

おっ、手ごたえが。少しずつ回っています。

 ↓ これだけ出てくれば後は手でも回せます。

  

 ↓ 左が正常なボルト 右が折れたボルト 
 根元がくびれているので少しでも異常な力が掛かると折れやすいのかな?

  

思わぬトラブルで作業がだいぶ遅れましたが、朝から始めた組み立ても昼前に終えることが出来ました。

事の発端であるカムスプロケボルトを止める時は、ちゃんと「虎之巻」を見てトルクレンチを使いました。

常に回転している部品を止めているネジだから強く締め付ける必要があるかと思ったら、0.8kg・mとは意外と弱いトルクなんですね。

Lシリンダーヘッドカバーの破損の話の筈が、横道にそれてシフトドラムストッパーボルトになってしまいましたが、やはりトルク管理って大事だなと改めて思い知らされました。

エンジンを掛けてみましたが以前よりも静かなエンジンになった気がします。

 

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